看護師Sの妄言
母からお遣いを命ぜられたので、そのついでに行ってきました。
映画『火喰鳥を、喰う』

恐れながら、SnowManのヲタクの末席に名を連ねさせていただいておりますワタクシ。
メンバーの宮舘涼太さんを目当てに、原作未読の状態で見に行きました。
結論
めっっちゃ面白かったです。
まず、好き嫌いの分かれそうな作品だと思う、ということだけ断りを入れておきます。
終わりがスッキリしているわけではないですし、一度見ただけでは理解の難しい場面もあります。
劇場からの退出時にも、後ろに座っていた2人組が口々に「途中からわからなくなっちゃった」「どういうことやったん……?」と話しておられましたので……。
また、『ミステリーホラー』というジャンル分けはされていますが、そこまででもない……かな……。
しかしですよ。
・『執着』や『平行世界』というワードに心惹かれる
・考察するのが好き
・クセのあるキーマンが出てくる作品が好き
上記のどれかが当てはまったそこのあなた。
1回見てみてください。
多分、好みの作品だと思います。
あらすじについては、公式サイトを参照してください。
私が説明するより分かりやすいです。ハイ。
ここからは、宮舘涼太さん演じる『北斗総一郎』が本当に『執着』の男でヤバい、という早口ヲタク駄文となります。
そもそも私は、フィクションにおける『執着』という感情や執着心の強い人間のことが大好きです。
根底にある孤独や自己肯定感の低さを感じると、心にグッときてしまいます。
…っとまァ『執着』について語ると長くなるので、今回は割愛するとして。
最初は本当に、芝居がかった胡散臭い男だな、という印象なんです。
1人だけ明らかに存在が浮いていて、物腰は柔らかいものの言っていることは眉唾物。
しかし、何故か無視できないし聞き入ってしまうんですよね。
妙な説得感で言いくるめられ、気持ち悪さと心地良さが混在する感覚があるといいますか。
そして物語の後半でその芝居がかった胡散臭さが剥がれた時の『生っぽさ』と『執着』に、彼の孤独を強く感じてしまい、ヲタク無事轟沈。
胡散臭くて狂っているのが分かるのに、つい感情移入して魅入ってしまう、そんな魅力的なキャラクターでした。
北斗総一郎はいいぞ……。
一巡目のブログ内容がこんな文章でよかったのか、かなり恐々としております。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
執着、美味ナリ。